教育現場の最先端の取り組みを紹介する読売新聞の「教育ルネサンス」に音楽発達サポート協会の「親や講師向けセミナー」記事が掲載されました。

読売新聞記事1

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「音あそび」豊かな心育む~横浜の社団法人 普及活動続ける

横浜市中区の一般社団法人「音楽発達サポート協会」が、音楽を通じて子どもの成長を促す活動をつけている。音あそびを楽しみながら発達心理学にも触れることができるため、子を持つ親や教育関係者らから注目されている。

親や講師向けセミナー

同市青葉区のカフェで3月9日に開催されたセミナー「おとわんカフェ」。元ピアノ講師で同協会代表理事の関野麻里子さん(52)が、子育て中の母親やピアノ教師ら5人の参加者に「好きなリズムで手拍子をしながら自己紹介してください。それをみんなでまねしましょう」と呼びかけた。

参加者がリズムをとりながら順番に名前を言い合った後、今度はピアノを使って音程を取りながら同じことを繰り返す。関野さんは「ちょっと難しいでしょう。でも失敗してもいい。子どもにも『やってみたらできた』と思ってもらうことが自己肯定感を育むことにつながります」とほほ笑んだ。

参加した川崎市宮前区のピアノ講師佐々木純子さん(48)は「子どもたちに向き合うには様々なアプローチ方法があるのだとわかった」と納得した様子で話した。

関野さんは講師時代、「教え子はひとりひとり違うのに、同じ教え方でいいのか」と疑問を持ったことがきっかけとなり、大学院で発達心理学を学んだ。幼稚園などでの指導を通じて「音遊びなら自分の気持ちを表現しやすい。子どもたちに『できた』『わかった』をたくさん経験してもらえるのではないか」と考え、2016年に同協会を設立。音遊びの普及活動を始めた。

月に2回程度、音遊びを学びながら育児相談もできる「おとわんカフェ」を横浜市や藤沢市で開催している。「音符を教えることが算数の勉強につながる」などと音遊びの意外な効果も伝える関野さんは「大切なのは子どもの気持ち。楽しみながらやることが重要」と話す。

同協会では、カフェで練習した音遊びを披露する場としてコンサートも企画している。関野さんは「プロの演奏家を招くので、本物の音楽に触れることもできる。音楽を通じて豊かな心を育ててほしい」と力を込めた。5月19日にはピアノ遊びができるコンサートが横浜市中区の馬車道ピアノサロンで開催される。問い合わせは同協会(0466-35-8826)。

(脇西琢己)