2019年12月21日 PIANO WAN クリスマス音楽会
プログラム
♪音楽会の楽しみ方をお話しました。
子どもたちの多くが、本物の演奏家のステージを見ることは初めてでした。
演奏を聴くときは静かに聴いてほしいこと。
もしじっとしていることが辛くなったら、ロビーに出て気持ちを落ち着かせましょう。
みんなで手遊びや、歌を歌ったり、身体を動かすときはみんなで楽しみましょう。
たくさんのスタッフが子どもたちを見守りながら、アーティストが子どもたちに向ける優しい眼差しのなかプログラムがスタートしました。
♪言葉の発達を促す 親子で一緒に手遊び歌
小学校の音楽の教科書を主軸にしたオリジナルプログラムです。
PIANO WAN音楽会は参加型、体験型が特長です。
会場の子どもたちから「知ってるよ!!」って声がたくさん聞こえました。
♪生徒とアーティストによるアンサンブル
子育てピアノカレッジの生徒さんは、「弾いてみる!!」と言って
たくさん練習しました。
ピアノが上手なお兄さんの伴奏に合わせて、そしてシャンソンのプロの歌声に合わせて演奏を披露しました。
PIANO WAN音楽会は、インクルーシブ音楽教育です。
発達の支援が必要な子どもたちと、自立して音楽教育を受けられる子どもたちが一緒に学び、共に音楽を通して支えあいながら成長発達しています。
最後はみんなでご挨拶も上手にできましたね。
♪本物の音楽を感じる シャンソン鑑賞
「今朝」という曲はとってもゆったりとした曲調で、日々子育てに疲れていらっしゃるお母さまやお父さまにぜひ聴いていただきたく歌っていただきました。
150人の来場者で埋め尽くされたお席では、お母さまやお父さまが
心地よくリラックスされた様子でした。
PIANO WAN音楽会が、親子で一緒に、
生の演奏を聴く「はじめての日」になったとしたら、
こんなに嬉しいことはありません。
♪「出来るんだ!」感じる
自分を表現できるようになった生徒と講師のピアノ連弾
自分のイメージを言葉で表現することが苦手な子どもたちですが、
一緒に演奏しながらひとつのストーリーを作りました。
イメージを膨らませるために自分で絵を描いて、
バルーンアーティストの力を借りて、
自分のイメージする姿を形にしてもらいました。
講師「鳥は何羽いるの?」
生徒「30羽くらいかな。たくさんいるほうが寂しくないから」
彼の「カモン!!」の掛け声を聞いて
小さな子どもたちが青い鳥たちを手にしてステージに向かって歩いてきます。
ひとりで演奏することはもう出来るようになった生徒さん。
人と一緒に連弾する楽しみを知ってもらいたかったのです。
♪子育てピアノカレッジの生徒のお母さまが語る
“子どものために多くの人に知ってほしいこと”
講師「子どもたち全員がステージに出てきましたね。」
お母さま「『僕は、できる‼』って言い聞かせていたんだ。と言っていました」
「子育てピアノカレッジ」の生徒たちはいつもは親子4組くらいの小さなグループでレッスンを受けています。
そして2ヶ月に一度20人くらいのPIANO WAN音楽会を「本番」と言いながらチャレンジしてきました。
最初は小さな集団で緊張に慣れながら、子どもたちは少しずつ自分のペースでそれぞれの課題を乗り越えていきます。
♪バルーンワークショップ みんなでお花を作ろう
たくさんの親子さんが見守るなか、
みんなの前に立ち、作り方をやって見せてくれました。
子どもたちにとってこの経験は、たくさんの勇気と自信になったことでしょう。
前回のPIANO WAN音楽会では、
バルーンが怖くて触れなかった子どもたちもいました。
でも全員がステージに上がって「こうやったら出来るんだよ!」
生徒たちは、小さな子どもたちのモデルとなって前に立ち、
立派にやって見せたのです。
会場の子どもたちも大人もみんなが一斉に前に出てきて、
バルーンのお花を作りました。
♪みんなで歌おう オーシャンゼリゼ
自分で作ったバルーンフラワーを手にした子どもたちは
ステージでプロのアーティストと一緒に歌いました。
会場のお席に座っていたお母さまやお父さまは
みんなバルーンを手にもって、身体を揺らしながら
「オーシャンシャンゼ」を歌い
会場内がシャンソンの歌声とピアノの音色に埋め尽くされていました。
♪ホワイエの様子
帰りのロビーでは、たくさんのバルーンを手にした子どもたちでいっぱいでした。
協賛企業(医療法人社団 星谷歯科医院 歯科麻酔研究所/放課後デイサービス スイミーフレンズ)特別協力企業(銀座山野楽器 本店ピアノフロア)のパンフレットや
音楽発達心理士®ペアレント(発達に支援が必要な子どもを育てる音楽発達心理士)の事例検討レポートを掲示しました。
♪ご参加いただいた親子さんからのいただいたご感想
「同じような悩みを持った子どもたち向けのコンサートを開催していただけるのはとても有難いです」
「とても近くで本物の音を聴かせてあげられて
良い経験ができました」
「とても感動しました。」