協会設立のきっかけはどのようなことですか?

修正版

今から25年くらい前、私は湘南辻堂でピアノ教室を開いていたのですが、他のピアノ教室で習っている親御さんから相談の問い合わせが増えてきたのです。

その多くは、ピアノを習っているのだけれど、いつまでたっても弾けるようにならないし「先生はうちの子に合わせて優しく教えてくれるし、一生懸命やってくれるのだけれど子どもの言いなりになっているようで、先生に申し訳ない気持ちになる」ということでした。

そのような声にも耳を傾けながら、教室の生徒たちだけではなく、一人でも多くのピアノを習う親子が楽しくレッスンを受けられるようになるとよいなあと思いはじめました。

そのときはまだ教育や支援法をきちんと学んでいなかったので、30代から大学や病院などで学ぶ機会を増やしながら、子どもの病気や障害や音楽療法、そして音楽教育を学び、今の指導法の主軸となる「発達心理学」と「臨床心理学」を学びました。

学びなおしをはじめてから25年間、ずっと大切にしてきたことは、学ぶことと並行してピアノを教えることは決してやめることなく指導を続けるということでした。

    実践の現場と研究を同時に進めながら、絶えず試行錯誤を繰り返すことが今の形を作っています。

目の前にいるその親子の問題だけを救うのではなく、そこで解決した方法を一人でも多くの親子の助けになるよう、だれでも簡単に楽しめる音楽発達教育メソッドをつくること。
それが私にとっていつも心の底にありました。

その結果、お母さまたちと一緒に「子ども1人1人の障害の程度に合わせた‟音楽発達心理士®子育てメソッド”を開発したのです。

音楽発達サポート協会がめざすものは?

障害の有無で差別しない社会を、親子と一緒に創りたい!!

SDGs 第4の課題解決「質の高い教育をみんなに」
それを実現するために音楽発達心理士®の子育てピアノメソッドを一人でも多くの親子に体験してもらい「子どもの言葉とコミュニケーションの不安や悩みを軽くしたい!」という想いで、一般社団法人音楽発達サポート協会を設立しました。